不動産買い替え時の資金繰りを解消するつなぎ融資
マイホームなど不動産を買い替える際、売却には思ったより時間がかかってしまうものです。
場合によっては、購入タイミングのほうが先に訪れ、資金繰りに悩まされてしまうことも珍しくはありません。
資金繰りの問題を一時的に解消する手段として「つなぎ融資」という方法があります。
不動産買い替え時に資金繰りを解消するつなぎ融資とは
つなぎ融資とは、不動産の売却代金受領より先に新居の購入代金などの支払いが発生した場合、一時的な資金不足を解消するためにおこなう融資のことです。
毎月定期的に返済するものではなく、時期がきたら一括で返済することになります。
借入期間は1ヶ月~1年程度が一般的です。
このような融資を受ける必要性として、上記のように家の売却より購入が先に来た場合のことを「買い先行」、その逆を「売り先行」といいますが、資金繰りに悩まされることなくそれぞれのメリットを享受できます。
売り先行であればまとまったお金が手元にあるため、新居の購入資金の目途が立ちやすい反面、先に家が売れてしまうと購入先が決まるまで仮住まいになります。
売却する予定の家に住みながら販売をおこなうことは、内覧対応などがあって誰も住んでいない状態より売りにくさを感じることも。
買い先行の場合、じっくり時間をかけて次の家を探せるうえに退去後しっかり準備をおこなえるので、物件が売れやすい傾向にあります。
しかし物件がいつ売れるかは不透明で、その間に気に入った物件があれば逃したくないところです。
別の人に売れてしまう前に物件をおさえておきたい際、資金的な不安を取り除くためにつなぎ融資が有効になるのです。
不動産買い替え時に資金繰りを解消するつなぎ融資の注意点
つなぎ融資はその名のとおり金利があり、利率も3%と住宅ローンより高く設定されています。
事務手数料もおよそ10万円かかるので、売り先行で仮住まいと新居の引越し2回分にかかる費用と比較することが大切です。
売却する物件の価格が見込み違いの場合、資金計画が狂う点にも注意します。
売却前の査定はもちろんですが、値下げ交渉の可能性や売却時の諸費用を考え、低めに設定して融資金額を決定しましょう。
遅延してしまうと損害金も発生します。
期間内に支払えなければ、つなぎ融資のメリットを消すことにもなりかねないので、借りる期間は長めに設定するのが良いでしょう。
まとめ
つなぎ融資を利用しないに越したことはありませんが、そのためには可能な限り売却と購入のタイミングを合わせることが重要です。
新築ならともかく中古物件は千差万別なので、立地・間取りなどの条件次第では二度と同じ家には出会えません。
先んじて新居を押さえておきたい人は、つなぎ融資を検討することがおすすめです。
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