神戸市中央区にあるこども本の森 神戸の概要や特徴・見どころをご紹介!
神戸市中央区は、市場やショッピングモール、海浜公園、神戸ポートタワーなど、商業施設が多くてにぎやかなエリアです。
神戸市でもっとも栄える都会でありながら、山や海にもアクセスしやすい立地のため、住環境の良さが評価されています。
今回はそんな神戸市中央区にある「こども本の森 神戸」の概要や特徴、見どころをご紹介します。
神戸市中央区へのお引っ越しを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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神戸市中央区にある「こども本の森 神戸」の概要
はじめて訪れる場所は、施設概要を前もって把握しておくと、来訪時により一層楽しめるのではないでしょうか。
はじめに、こども本の森 神戸の概要をご紹介します。
概要①:沿革
こども本の森 神戸の沿革は、2019年にある有名建築家が提案をしたことからはじまります。
「1995年の震災で壊滅的な被害を受けながらも、復興を成し遂げた神戸のまちに、豊かな感性と判断力を持ったこどもたちが育つことを願って図書館をつくりたい」という提案により、翌年からプロジェクトが本格始動します。
2020年6月、「こどもたちが豊かな感性と創造力を育むことを目的とする公の施設として設置すること」を条件に、市議会で議決されました。
同年9月に施設名が「こども本の森 神戸」に決定し、2021年には指定管理者や図書の寄贈を募り、2022年3月25日に開館となりました。
概要②:阪神・淡路大震災と神戸
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、神戸市にも甚大な被害をもたらしました。
当時の震災を多くの方の記憶に継承すべく、こども本の森 神戸がある東遊園地には、慰霊と復興を象徴するモニュメントが設置されています。
復興の歩みを次世代へ伝え、犠牲者の慰霊と市民の励まし、そして大規模災害に対し世界規模で連帯し復興する意義をアピールする目的です。
モニュメントの地下には震災犠牲者の氏名が刻まれた瞑想空間があり、犠牲者の数だけでは想像できない一人ひとりの存在感を感じられるでしょう。
毎年1月17日は、「阪神・淡路大震災1.17のつどい」が開催されます。
震災で犠牲になった方々の追悼と、復興によって培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを受け継ぐための行事です。
●住所:兵庫県神戸市中央区加納町6丁目1-1
●アクセス方法:JR「三ノ宮駅」西口より徒歩13分、市営地下鉄海岸線「三宮花時計前駅」4番出口より徒歩6分
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神戸市中央区にある「こども本の森 神戸」の特徴
阪神・淡路大震災の記憶や復興の歩みを次世代につなぎたい思いで設立されたこども本の森 神戸には、いったいどのような特徴があるのでしょうか?
続いては、こども本の森 神戸の特徴をご紹介します。
特徴①:こどものための図書館
こども本の森 神戸は、自由に本と触れ合える「こどものための図書館」です。
こども本の森 神戸の収蔵本は、絵本・図鑑・画集・外国語の本などさまざまですが、すべて小学生以下のこどもを対象に選定されています。
床に座って絵本を読める「赤ちゃんの森」は、小さなこどもたちが走ったり声を上げたりすることを許容する思いがあるといいます。
神戸市中央区に図書館を設立するきっかけを提案した建築家の方は、幼い頃あまり本を読めなかった経験があるそうです。
しかし大人になり、読書の楽しさや大切さに気づき、本が心の栄養となって人生を豊かしてくれたと話します。
こどものころから絵本や文学に親しむことができなかったことに後悔し、こどものための図書館づくりを考えたそうです。
こども本の森 神戸には、次の時代を担うこどもたちに、この新しい図書館を役立ててほしいという願いが込められています。
特徴②:コンセプト
こども本の森 神戸は、以下のコンセプトを大切にしています。
●命の大切さと震災の教訓の継承
●公園の自然の中から生まれる好奇心
●自由な空間と体験で育む創造
●神戸の歴史・文化との出会い
●世代間とウォーターフロントへのつながり
これらのキーワードには、震災やこどもたち、そして次世代に対する思いが感じられます。
こどもたちを中心とした広がりを大事にする姿勢が伝わる、これが神戸ならではのコンセプトといえます。
神戸市中央区に住まう方々が、地域の子育てや家族との接点を大切にしつつ、社会とつながる暮らしを実現できることでしょう。
特徴③:予約システム
こども本の森 神戸では、事前予約制を導入しています。
混雑を避けるための取り組みで、予約システムでの事前予約にくわえて各回90分の時間入れ替え制となっています。
0歳のこどもから保護者まで、入館するすべての人数分の予約が必要で、予約可能人数は最大5人です。
予約は予約システムのみでの受け付けですが、障害のあるお子さんの来館で不安なことがあれば電話やメールでの相談(ユニバーサルサービス)に対応しています。
相談内容は秘密厳守のため、体に不自由を抱えるお子さんも安心して利用できます。
また、平日は事前予約なしの先着順で入館できることもあるため、来館したいときは随時Webサイトで状況確認すると良いでしょう。
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神戸市中央区にある「こども本の森 神戸」の見どころ
最後に、こども本の森 神戸の見どころをご紹介します。
こども本の森 神戸の来館前にぜひチェックしてください。
見どころ①壁一面の本棚
こども本の森 神戸の館内へ入ると、足元から天井まで壁一面に広がった本棚が皆さんをお出迎えします。
2フロア分の壁がすべて本棚の館内は、図書館の設立を提案した建築家のデザインによって誕生しました。
まさに本の森といえるその空間には、5段目より上の本は表紙が見えるように並べてあります。
本の顔である表紙を見せ、文字が読める・読めないに関わらず興味を持ってもらうための工夫です。
展示された本は免震対策が施されており、同じ本が下段に用意されているため、安心して本とふれあえます。
見どころ②休憩室
建築家の特徴が詰まった休憩室は、こども本の森 神戸の見どころの1つです。
休憩室は天高の円筒形で、外の光が差し込む天窓が設けられています。
椅子は背面に本(聖書)を収納できる「チャーチチェア」を採用しており、まるで礼拝堂のような雰囲気です。
背面の本は週替わりで、どんな本があるかは来館時のお楽しみとなっています。
見どころ③家具計画
こども本の森 神戸は、スツールや館内の看板に地元産の木材を使用しています。
神戸市のシンボルである六甲山に生えた木々などを、1つずつ丁寧に加工して制作されました。
自然の風合いあふれる上質な家具に包まれながら、心地よく読書を楽しんでほしいという願いが込められています。
来館の際は、あたたかみのある木のスツールにも着目してみてはいかがでしょうか。
見どころ④青いりんご
「青春のシンボル」としてデザインされた青いリンゴのオブジェも、こども本の森 神戸の見どころです。
この青りんごは、アメリカの詩人の詩をモチーフに制作されました。
甘く実った赤りんごを目指すのではなく、酸っぱくとも明日への希望へ満ちた青りんごの精神を象徴しています。
ライブラリーショップでは、青りんごがデザインされたトートバッグやクリアファイルなどのグッズが販売されています。
こども本の森 神戸限定のオリジナルグッズのため、来館の記念やプレゼントなどに最適でしょう。
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まとめ
こども本の森 神戸は、大震災の記憶の継承や、こどもたちが命の大切さを学び、豊かな感性と想像力を育む場として誕生しました。
コンセプトをもとに、館内は赤ちゃんから大人まで親子で楽しめる設計が詰まっています。
神戸市中央区にお越しの際は、ぜひこども本の森 神戸に足を運んでみてください。
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