神戸市中央区のパワースポット!生田神社の見どころや行事をご紹介!
多くの文化が息づく地域である神戸市中央区には、長い歴史をもつ神社の1つ「生田神社」があります。
この記事では、生田神社の概要や見どころ、年間行事や人気のおみくじについてご紹介します。
神戸市中央区にお住まいを検討されている方は、ぜひ参考にご覧ください。
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神戸市中央区にある「生田神社」の概要について
生田神社とは、日本において出雲大社や大神神社、住吉大社などと並ぶ、長い歴史をもつ神社の1つです。
神戸市中央区の活気ある商業地の中に位置しており、アクセスの良さが特徴です。
生田神社の創建と歴史
生田神社の創建は西暦201年にさかのぼり、日本最古の歴史書「日本書紀」にその由緒が記されています。
第14代仲哀天皇の時代、神功皇后が三韓外征した帰途に神戸港で船が動かなくなった際、稚日女尊が現れ「活田長峡国に留まりたい」と申されたことが創建のきっかけです。
稚日女尊(わかひるめのみこと)は、生田神社の主祭神であり「物を生み育て万物の成長をご加護する神様」としてご崇敬されています。
稚日女尊は人々の豊かな生活や各企業・団体の繁栄、家庭の安泰を見守る神様として信仰されています。
生田神社は、当初は新神戸駅近くの布引山にありましたが、799年の大洪水で現在の生田の森に移転しました。
生田神社の特徴と文化的意義
生田神社は、神酒を醸造し、新羅の使者たちに振る舞っていたことが知られています。
その由縁から毎年神酒を醸造し、新羅からのゲストが来朝するたびに邪気を祓う目的で神酒を振舞ったとされています。
新酒を振る舞うことは外交的な役割を果たし、訪れた者の心身を浄化し、平和を促進する手段でした。
また、神戸の名前は、生田神社から由来しています。
西暦806年(大同元年)に朝廷が生田神社のためにお供えやお世話、守る家である「かんべ」を44戸割り当てたことから、かんべがこんべとなり、現在の「こうべ」という名前が生まれました。
生田神社では、結婚式の際に特別な曲「むすびの神曲」が奏されるのも特徴です。
むすびの神曲は、日本最初の夫婦神である伊弉諾・伊弉冊の結婚の際に読まれた歌と素戔嗚尊の婚姻の歌に基づいています。
生田神社は、その豊かな歴史、文化的価値、そして地域社会への影響を通じて、神戸市中央区にお住まいを検討されている方々にとって、訪れる価値のあるパワースポットです。
●所在地:兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2‐1
●社務時間:9時~17時
●アクセス方法:JR線「三ノ宮駅」より北へ徒歩約10分
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神戸市中央区にある「生田神社」の見どころとは?
生田神社は神聖な場所であるだけでなく、日本の文化や歴史、自然の美しさを体験できるユニークなスポットです。
生田神社の概要だけでなく、事前に見どころを押さえておけば、より楽しく散策できるでしょう。
見どころ①楼門
生田神社の楼門は、伝統的な二階造りに屋根を持つ構造と鮮やかな朱色の外観が特徴です。
楼門は、生田神社の正面玄関を表し、参拝者が最初にくぐる門となっています。
毎年新年を迎える瞬間に楼門でおこなわれる太鼓の演奏は、訪れる方々に特別な体験を提供します。
この伝統行事は、日本の文化と年始の祝賀の雰囲気を感じる絶好の機会です。
見どころ②梶原の井
梶原の井は、生田神社の境内にある古い井戸で、平安時代末期の英雄、梶原景季が源平合戦の戦勝を祈願し、この井戸の水を汲んだという伝説が残っています。
「かがみの井」とも呼ばれ、梶原景季が井戸の水を掬った際、咲き盛った箙のうめの花影が映ったとの説もあります。
見どころ③生田の森
生田の森は、境内の北側に広がる緑豊かなエリアです。
源平合戦の戦場としての歴史や、枕草子に記録が残る歴史的に由緒あるスポットです。
かつては景勝の地と呼ばれる広い森林でしたが、昭和20年の神戸大空襲によって一部が焼失しました。
その後も、阪神淡路大震災に見舞われましたが、樹齢約1,000年の楠木を含む古木が今も生き続けています。
森の中には川があり、3月にゲンジボタルの幼虫を放流した後、初夏にはホタルの美しい光を楽しむための特別な夕べが開催されます。
また、安産と成長を司る神様が祀られる「生田森坐社」も森の中にあるお参りスポットです。
新婚の方は、ぜひ散策がてらに立ち寄ってみてください。
見どころ④社殿
生田神社で参拝するなら、主祭神を祀っている社殿にも足を運びましょう。
社殿に見られるハート型の彫りは、実は魔除けのための「猪目」という伝統的な形で、神社建築の特徴の1つです。
縁結びの神社らしいハート型の装飾は、魔除けとして悪縁を遠ざけ、良縁を引き寄せることでしょう。
社殿には、本殿と拝殿があり、拝殿は吹き抜けの石畳広場になっています。
拝殿の前には力強い見た目の狛犬が鎮座し、厳かな雰囲気の中で神事がおこなわれます。
そして、拝殿を通り抜けた先にあるのが朱色と金色で装飾された美しい本殿です。
縁結びや恋愛成就、安産、健康長寿などにご利益があるとされており、婚活中の方や新婚のご夫婦、健康に悩みのある方におすすめです。
そのほか、境内には住吉神社や八幡神社など、15の神社があります。
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神戸市中央区にある「生田神社」の行事やおみくじ
生田神社では、年間を通してさまざまな行事が開催されています。
最後に、生田神社の代表的な行事と人気のおみくじをご紹介します。
曲水の宴(4月上旬)
曲水の宴は、毎年4月上旬の吉日に開催される行事です。
平安時代の貴族文化に由来し、中国から伝わった禊の儀礼が起源です。
生田の森の中にある川の流れる場所で、曲水に酒杯を浮かべ、琴と雅楽の演奏とともに和歌を詠みます。
伝統的な衣装を身に纏った歌人は7名おり、盃が流れすぎないうちに即興で和歌を作り、披講者により7首の歌が詠われる流れです。
披講者は衣冠単、男性歌人は狩衣姿と奴袴、女性歌人は小袿姿で登場します。
春の穏やかな日差しの中、古代の気品と文化を今に伝える行事であり、訪れる方々に平安時代の雰囲気を体験させます。
生田祭例祭ならびに氏子奉幣祭(4月15日)
生田神社でもっとも重要な祭典であり、神戸の安全と繁栄を願う目的でおこなわれる行事です。
神戸中央区と兵庫区を含む氏子地域から参加があり、地域ごとに分担して祭りを主催します。
祭典中は、神楽舞や舞楽、地域の伝統芸能が奉納されます。
生田祭神幸式 御渡り式
前述の例祭の当日の午後、または近日の吉日におこなわれる行事です。
約1kmにわたる神幸行列が、生田神社周辺と当番地区を練り歩きます。
総勢500人以上が参加し、神社の社紋である八重桜の下でおこなわれます。
神戸に春を告げるお祭りとして、子どもから大人まで楽しめる人気のイベントです。
行列には、猿田彦神役を先頭に、梶原武者、獅子舞、お稚児さん、子ども神輿、大人神輿が連なり、行列の数か所に神受所という祭壇が設けられています。
各所役は神受所で厄除けや繁栄の儀式をおこない、神受所で地域の安全と繁栄を願う祭典が執りおこなわれます。
生田神社に事前に申し込みをすれば、大人神輿や子ども神輿などの参加が可能です。
人気のおみくじ
生田神社のおみくじと言えば「水みくじ」です。
恋愛運を占うおみくじで、とくに若者に人気を博しています。
購入したおみくじを生田の森内の池に浸すと、結果が現れるユニークなおみくじです。
また、おみくじだけでなく、恋愛成就のお守りも人気です。
縁結び守「たまき」は、機織りの神として知られる「稚日女尊」を象徴する糸に、良縁が長きにわたって続くことを祈念して奉製されています。
男女の良縁だけでなく、友人や仕事仲間など、さまざまご縁を結ぶご利益があるとされていますよ。
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まとめ
神戸市中央区にある生田神社は、西暦201年に創建されたと記述のある歴史深い神社です。
鮮やかな朱色の楼門や、梶原景季が源平合戦のときに戦勝を祈願したとされる梶原の井、枕草子にも記載のある生田の森が見どころです。
訪れた際は、池に浸して恋愛運を占う水みくじなどをぜひ試してみてください。
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