不動産売却の内覧対策、費用はどこにかける?神戸市中央区の売却経験者18名に調査

リクラス不動産販売株式会社(代表者:大石 尚輝)は、神戸市中央区で物件を売却した経験のある方18名に、不動産売却の内覧対策にかけた費用に関する調査を実施し、そのデータをまとめました。
神戸市中央区で物件の売却を考えている方に向けて、内覧対策の費用を「どこに・いくら」かければよいのかを、経験者が実際に支払った金額とともに紹介します。18名中13名が、内覧対策で最も費用をかけたのは水回りのプロ清掃でした。「どこにいくらかければいいのか」「かけた分の効果はあるのか」と迷っている方は、売り出し前の準備の参考にしてください。
この記事でわかること
- 売却経験者の約7割が最も費用をかけた場所と、実際に支払った金額
- 港や夜景が見える神戸市中央区ならではの、眺望を活かす内覧準備
- 売却前のリフォームは必要?経験者が見送った出費と優先した出費
- 経験者の約9割が「効果あり」と答えた内覧対策と、成約までの期間
売り出し前の準備は、まず物件の査定額を
確認するところから始められます。
アンケート調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 神戸市中央区で物件を売却した経験のある方 |
| 回答者数 | 18名 |
| 居住エリア内訳 | 神戸市中央区(18名) |
| 年代構成 | 30代4名/40代12名/50代1名/60代以上1名 |
| 売却物件の種別 | 分譲マンション14名/投資用マンション3名/一戸建て1名 |
| 調査方法 | インターネットによるアンケート調査 |
| 調査期間 | 2026年10月 |
| 注記 | 本記事は統計調査ではなく、実際の売却経験者の声をまとめたものです |
不動産売却の内覧対策、費用を最もかけたのは「水回り」
18名中13名が、内覧対策で最も費用をかけた項目に水回りのプロ清掃を選びました。
不動産売却の内覧対策として、実費を投じた項目のうち最も金額の割合が大きかったものを聞いたところ、キッチン・浴室・洗面所などの水回りのプロ清掃が13名で突出しました。次いで残置物の整理・処分と空間コーディネートが各2名、内装の修繕・交換が1名です。
内覧対策で最も費用をかけた項目(18名)
出典:神戸市中央区の売却経験者18名への独自アンケート(設問:最も費用をかけた内覧対策)
※選択肢の分類による。3名以下の項目は参考傾向
水回りのプロ清掃が13名を占め、ほかの3項目は合わせて5名でした。内覧対策の費用が、水回りという特定の場所に集中していたことがわかります。
水回りを選んだ理由として、自由記述では、自分では落としきれない水垢や油汚れをプロに任せたという声が複数ありました。ただし、費用をかける場所は物件の状態によって変わります。家具や荷物が多く残っていた2名(※参考傾向)は、内覧対策の費用として約6万〜18万円を残置物の処分に充て、室内を広く見せることを優先していました。
内覧前ハウスクリーニングの費用は約3〜8万円
金額を記載した10名中8名が、水回りのハウスクリーニングに5万円か8万円を支払っていました。
内覧前のハウスクリーニング費用は、自由記述で金額を記載した10名の実額で3万〜8万円でした。内訳は5万円と8万円が各4名、3万円と4万円が各1名です。依頼した箇所は、10名中9名がキッチンと浴室をあわせて依頼していました。
| 年代 | 依頼した箇所 | 金額 |
|---|---|---|
| 40代 | キッチン・浴室 | 約8万円 |
| 40代 | 浴室・キッチン | 約8万円 |
| 40代 | 浴室・レンジフード周り | 約8万円 |
| 40代 | キッチン・浴室 | 約8万円 |
| 40代 | 水回り(鏡の水垢・油汚れ) | 約5万円 |
| 40代 | キッチン・浴室 | 約5万円 |
| 40代 | キッチン・浴室・洗面所 | 約5万円 |
| 40代 | 浴室・キッチン | 約5万円 |
| 30代 | キッチン・浴室(コーティング含む) | 約4万円 |
| 60代以上 | キッチン・浴室・洗面所 | 約3万円 |
8万円の4名はいずれもキッチンや浴室を含む依頼でした。一方で、3万円や5万円の回答者にも洗面所まで含めて依頼した例があり、依頼範囲が同じでも金額には幅がありました。
ここで示した金額は回答者が実際に支払った額であり、相場を示すものではありません。汚れの程度や依頼先によって費用は変わるため、回答者の中には複数社の見積もりを比較することをすすめる声もありました。内覧前のハウスクリーニングを検討する際は、依頼範囲と金額を比べてから決めると、費用を把握しやすくなります。
プロ清掃後、内覧者から聞かれた声
水回りに最も費用をかけた13名中10名が、内覧者から清潔さを評価されたエピソードを記載しました。
プロ清掃後の内覧では、キッチンや浴室を見た内覧者から清潔感を評価する声が寄せられています。中には「築年数のわりに水回りがとても清潔」と、築年数に触れたうえで評価された例もあります。
去年の春、元町駅近くの自宅マンションを売り出す際、専門業者に約8万円を払って水回りのハウスクリーニングを依頼しました。(中略)内覧に来られたご夫婦から「中古とは思えないほど清潔感がある」と非常に高い評価をいただき、好印象を持ってもらうことができました。
——40代の売却経験者
自分では落としきれない汚れをプロに任せたことで、「購入後に大掛かりな掃除をするイメージを持たれずに済んだ」と振り返る回答者もいます。
特に浴室の水垢やキッチンの油汚れは自分で掃除しても限界があったため、頼んで正解だったと思います。先月、最初の内覧に来たご夫婦から「水回りがきれいですね」と言われ、妻と一緒に準備しておいて良かったと感じました。
——60代以上の売却経験者
ただし、清掃だけでは対応しきれない場合もあります。一戸建てを売却した回答者は、クリーニングに加えて細かい部分の補修も必要になり、「事前にかかる費用まで考えておけばよかった」と振り返っています。水回りの状態を早めに確認し、清掃と補修のどちらが必要かを見極めておくと、費用の見通しを立てやすくなります。
神戸市中央区のマンション売却では「窓・バルコニー」にも費用をかけた
18名中12名が、内覧時に窓・バルコニー周辺の対策へ最も注力したと回答しました。
神戸市中央区の地域特性を踏まえ、内覧時に費用をかけてでも注力したポイントを聞いたところ、窓・バルコニーの眺望対策が12名で最多でした。
内覧時に最も注力したポイント(18名)
出典:神戸市中央区の売却経験者18名への独自アンケート(設問:内覧時に最も注力したポイント)
※3名以下の項目は参考傾向。%は四捨五入のため合計が100にならない場合があります
窓・バルコニーの眺望対策が12名を占め、におい・室温などの感覚対策(3名)や防音・遮音対策(2名)を大きく上回りました。
回答者の自由記述には、三宮周辺の街並みや神戸港、ハーバーランド方面の夜景など、眺望に関するエピソードが並びました。これらの回答者は、内覧者が窓の外に目を向けることを想定して準備していました。
なお、この12名には業者に依頼した回答者だけでなく、自分で窓を掃除した回答者も含まれます。窓・バルコニーへの注力は、必ずしも大きな出費を伴うものではありません。物件の眺望や窓の汚れ具合に合わせて、業者に頼むか自分で対応するかを選ぶことができます。
窓掃除の費用は1〜3万円が中心
窓清掃の金額を記載した5名中4名が、業者に約3万円で窓清掃を依頼していました。
内覧前の窓掃除にかけた費用は、金額を記載した5名で1万〜3万円でした。依頼内容は窓ガラスとサッシの清掃が中心で、網戸の張り替えやバルコニーの清掃を組み合わせた例もあります。高層階のリビングの大窓とバルコニーをまとめて約3万円で依頼した回答者もおり、水回りのハウスクリーニング(3万〜8万円)と比べると少額に収まっていました。
一方で、業者に頼まず自分で窓掃除をした例もあります。ある40代の回答者は、内覧の前日に窓ガラスや網戸、バルコニーの床を自分で掃除し、室内から外の景色がすっきり見えるように整えました。
ただし、自分での窓掃除には限界を感じた回答者もいます。一度自分たちで掃除してみて「素人の手では限界がある」と感じ、業者に依頼したという声もありました。まずは自分で試してみて、汚れが落としきれない場合に業者への依頼を検討すると、内覧前の窓掃除の費用を抑えやすくなります。
三宮・ハーバーランド方面の眺望に内覧者が注目
窓・バルコニーに注力した12名中11名が、内覧者が窓からの景色に注目した場面を記載しました。
窓・バルコニーに注力した回答者の自由記述には、内覧者が窓辺やバルコニーで足を止めた場面が具体的に書かれています。港や海側の景色、ハーバーランド方面の夜景など、神戸市中央区ならではの眺望を強みにした物件のエピソードが並びました。
高層階で港が見える眺望が強みだったため、約3万円をかけてプロにバルコニーとリビングの大窓の清掃をお願いしました。(中略)神戸港まで綺麗に見渡せる景色に内覧者の方が「写真で見るより開放感があって素晴らしい」と大変感銘を受けていました。
——40代の売却経験者
ハーバーランド方面の夜景を望む物件では、夕方に訪れた内覧者が「ガラスが綺麗で眺望が際立っている」と話し、そのまま購入申し込みにつながったという回答もありました。また、三宮周辺の物件では、内覧者が周囲の建物との距離を気にしていたものの、ガラスを磨いて視界をすっきりさせたことで開放感を伝えやすくなったと振り返っています。
ただし、これらは個別の事例であり、眺望だけで成約が決まるわけではありません。窓からの景色が物件の強みになるかどうかは、階数や向き、周辺環境によって異なります。自分の物件の眺望がどこまでアピールにつながるかは、売り出し前に不動産会社と確認しておくと準備の方向性を決めやすくなります。
売却前のリフォームは必要?「内装の修繕」を選んだのは1名のみ
最も費用をかけた項目に内装の修繕・交換を選んだのは、18名中1名のみでした。
売却前のリフォームが必要かどうかを内覧対策の費用配分から見ると、内装の修繕・交換に最も費用をかけた回答者は18名中1名(※参考傾向)でした。残る17名は、清掃や片付けなど、大がかりな工事を伴わない対策に費用を充てています。
修繕を選んだ1名は、寝室の壁にできた黒カビの補修に約30万円をかけました。見た目のインパクトが大きかったため補修に踏み切った一方で、費用を回収できたかは不明だと答えています。
| 区分 | 回答者が挙げた具体例 |
|---|---|
| 見送った出費 | 家具のレンタル・買い替え、壁紙の張り替え、設備の一新、高額な装飾 |
| 優先した出費 | 水回りのプロ清掃、窓ガラス清掃、不用品の処分、玄関まわりの整備、換気・脱臭 |
見送った出費には、家具や壁紙、設備など室内の見た目を一新するものが並びました。優先した出費は、いずれも内覧者の第一印象に関わる清掃や片付けでした。
ただし、黒カビのように室内の印象を大きく損なう劣化がある場合は、修繕を選んだ回答者もいます。売却前のリフォームは「必要か不要か」の二択で考えるのではなく、物件の状態に応じて優先度を判断することが大切です。
費用配分の優先順位は「内覧者が見る場所」から
18名中13名が水回りに最も費用をかけ、12名が窓・バルコニーに注力するなど、内覧者が見る場所が優先されていました。
これから売却する方へのアドバイスを聞いたところ、内覧者が最初に目にする場所から費用をかけるという考え方が共通していました。また、優先箇所を自分だけで決めず、不動産会社の担当者に相談して絞り込んだという声も複数ありました。
私自身、最初は壁紙の張り替えも検討していましたが、不動産会社のアドバイスで清掃と脱臭に絞り込み、大幅に費用を抑えることができました。
——40代の売却経験者
売却前に不動産会社へ内覧者が気にしそうな箇所を聞き、必要なところだけ業者に頼むことをすすめる60代以上の回答者もいます。物件ごとに内覧者が気にする場所は異なるため、売り出し前に担当者へ確認しておくと、無駄な出費を避けやすくなります。
ただし、準備は内覧が始まる前に済ませておく必要があります。一戸建てを売却した回答者は「内覧の日程調整なども意外と大変なので、余裕を持って準備しておくと安心」と振り返っています。
どこに費用をかけるかは物件ごとに異なります。
内覧対策の優先順位も、
売却前の相談で確認できます。
内覧対策の費用対効果は?18名中16名が「効果あり」
18名中16名が、内覧対策の費用に見合う効果があったと回答しました。
内覧対策の費用対効果について、総費用と売却価格・成約スピードのバランスをどう評価するかを聞いた結果です。
内覧対策の費用と成果のバランス評価(18名)
出典:神戸市中央区の売却経験者18名への独自アンケート(設問:費用と成果のバランス評価)
※3名以下の項目は参考傾向
最多は「希望価格帯での早期成約につながり、相応の効果があった」の13名で、「想像以上の高値売却や値引き交渉の回避につながった」は3名でした。効果を感じた16名中13名は、価格の上乗せよりも成約までの早さに手応えを得ていたことになります。
実際、自由記述でも「清掃費用を売却価格にそのまま上乗せできた感覚まではありません」(40代)という声がありました。内覧対策の費用対効果は、高く売るための投資というより、大きな値下げをせずに売却を進めるための準備として捉えると、回答者の実感に近いといえます。費用をかける際は、価格が上がることを前提にせず、無理のない範囲で予算を組むことが大切です。
内覧対策の総額と売却期間の実例
総額を記載した9名中7名が、内覧対策の総額を約11万円以下に抑えていました。
内覧対策の総額は、自由記述で金額を記載した9名で約4万〜21万円でした。売り出しから申し込み・成約までの期間は約3週間〜2か月で、来場は2〜6組の範囲に収まっています。
| 総額 | 来場状況 | 申込・成約までの期間 | 価格面の結果 |
|---|---|---|---|
| 約4万円 | 1か月で4組 | 約2か月 | 大きな値下げなし |
| 約5万円 | 1か月で4組ほど | — | 大幅な値下げなし |
| 約6万円 | 3週間ほどで複数組 | — | ほぼ希望通りの価格 |
| 約8万円 | 3組目で申込 | 約1か月 | 満額 |
| 約8万円 | 2組目で申込 | 約3週間 | 満額 |
| 約10万円 | 3組目で成約 | 約1か月半 | 希望提示価格 |
| 約10〜11万円 | 1か月で3組、2組目で申込 | 約1か月以内 | 満額に近い条件 |
| 約15万円 | 4組目で申込 | 約3週間 | 満額に近い価格 |
| 約21万円 | 2週間で6組 | 約1か月 | 4,680万円→4,600万円 |
総額が8万円の2名は、いずれも1か月前後で申し込みを得ていました。総額が最も大きい21万円の例は残置物の処分と窓清掃が中心で、提示価格から80万円下がって成約しています。
なお、成約までの期間や価格は、立地や相場、売り出し価格にも左右されます。回答者自身も「掃除だけが決め手だったとは言い切れません」(40代)と述べているとおり、表の数値は費用と結果の因果関係を示すものではありません。総額の目安として参考にしてください。
「回収は実感できなかった」2名の声
18名中2名が、売却は成功したものの費用分の回収までは実感できなかったと回答しました。
少数ながら(※参考傾向)、内覧対策の費用対効果に疑問を残した回答もあります。寝室の壁にできた黒カビの補修に約30万円をかけ、窓の清掃も業者に依頼した30代の回答者は、内覧者から褒められたものの、費用を回収できたかはわからないと振り返っています。
そのおかげか内覧してくださった方に綺麗ですね、と褒められましたが、清掃費用を回収できたかは不明です。
——30代の売却経験者
約30万円という金額は、今回の回答者が内覧対策に支払った費用の中で突出しています。水回りのハウスクリーニングや窓清掃が数万円で収まっていたことと比べると、補修は金額が大きくなりやすい対策でした。
一方で、同じ回答者は今後売却する方へ「できるところまでは自分でやるのが節約のコツ」と助言しています。自分で対応できる範囲を見極め、手に負えない部分だけ業者に任せることで、内覧対策の費用対効果を高めやすくなります。
よくある質問
Q:内覧前のハウスクリーニング費用はいくらくらいですか?
A:金額を記載した10名が実際に支払った額は、3万〜8万円でした。内訳は5万円と8万円が各4名、3万円と4万円が各1名です。依頼した箇所は、10名中9名がキッチンと浴室をあわせて依頼していました。いずれも回答者が支払った実額であり、相場を示すものではありません。
Q:売却前にリフォームは必要ですか?
A:最も費用をかけた項目に内装の修繕・交換を選んだのは、18名中1名のみでした。残る17名は、清掃や片付けなど大がかりな工事を伴わない対策に費用を充てています。修繕を選んだ1名は、寝室の壁にできた黒カビを補修していました。
Q:内覧対策の費用対効果はありますか?
A:18名中16名が、内覧対策の費用に見合う効果があったと回答しました。最多は「希望価格帯での早期成約につながった」の13名で、価格の上乗せよりも成約までの早さに手応えを得ていました。一方で、18名中2名は費用分の回収までは実感できなかったと回答しています。
Q:神戸市中央区のマンション売却で、内覧前の窓掃除は業者に頼むべきですか?
A:窓清掃の金額を記載した5名中4名が、業者に約3万円で依頼していました。18名中12名が、内覧時に窓・バルコニー周辺の対策へ最も注力したと回答しています。業者に頼まず前日に自分で掃除した例や、自分で掃除して限界を感じてから業者に依頼した例もありました。
Q:不動産売却の内覧対策にかかる費用は、総額でいくらですか?
A:総額を記載した9名の実額は約4万〜21万円で、9名中7名が約11万円以下でした。売り出しから申し込み・成約までの期間は約3週間〜2か月でした。ただし、期間や価格は立地や相場にも左右されるため、費用と結果の因果関係を示すものではありません。
まとめ
18名中13名が内覧対策で最も費用をかけたのは水回りのプロ清掃でした。不動産売却の内覧対策では、次の3点が参考になります。
- 水回りのプロ清掃は3万〜8万円、窓清掃は1万〜3万円が回答者の実額
- 内装の修繕を選んだのは18名中1名で、清掃と片付けが中心
- 18名中16名が費用対効果を実感し、最多は早期成約

