和田神社のご紹介!神戸市兵庫区を守ってきた神社の特徴・見どころ!
目次
その土地に住む方や遠方の土地に住む方からも参拝者があとを絶たないと言われる神戸市兵庫区の和田神社をご存じですか?
日本を創ったとされる神様を御祭神とし、珍しい特徴を持つお祭りや見どころに溢れたこの神社のご利益を知れば、ぜひこの付近に住まいを構えたいと思わずにはいられないでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市兵庫区の売買物件一覧へ進む
神戸市兵庫区和田神社の御由緒と歴史における概要
本土で初めての蛭子大神がお祀りされた神社であり、天地開闢の1柱をも御祭神にいただく神戸市兵庫区の和田神社とはどのような神社なのか、その歴史と概要をご紹介します。
和田神社の概要!極めて稀な御祭神とは?
神戸市兵庫区の和田岬にある和田神社の御祭神は、天御中主大神、蛭子大神、市杵嶋姫大神の3柱をお祀りしていますが、なかでも天御中主大神は稀です。
天地開闢の神の1柱、天地萬物の主宰神とも言われている神様で、この地に神様の神輿が流れ着いたのをきっかけとしています。
神社の歴史を紐解くと、神代の昔に淡路島に祀られていた蛭子大神を初めて本土にお迎えし、最初に上陸した地は蛭子の森と称して、西摂最古の聖地となりました。
それから平清盛の時代へと移り変わり、思うように進まない築港工事の安全と将来の反映を祈願して厳島神社の大神であった市杵嶋姫大神をお祀りします。
さらに約500年の月日が流れたころ、大水害で武庫川の堤防が決壊し、天御中主大神の神輿が流れ着いてさまざまな神異が起きたため、この地に社殿を築いて3柱をお祀りするようになったのです。
また、境内には台所の神様と称される秋葉神社や、方除の神様と芸能の神様をお祭りする猿田彦社などがあり、14代将軍の徳川家茂と勝海舟が昼食会を催した跡地も見学できます。
電車もバスも車も!和田神社へのアクセス方法
神戸市兵庫区の和田神社は、運河を挟んだ土地で常時開放営業をおこなっているため、時間を気にせず参拝が可能です。
地下鉄海岸線の和田岬駅からは歩いて2分、JR⼭陽本線和⽥岬⽀線の和⽥岬駅からは歩いて5分と、電車でのアクセスに不便はありません。
また、神戸市営バスも運行しているため、和田岬バス停を下車すれば、歩いて5分ほどで神社に到着します。
大鳥居の両脇には無料駐車場が整備されていますが、駐車場前の道路は一方通行となっているので、車で訪れる際には気を付ける必要があります。
●所在地:兵庫県神⼾市兵庫区和⽥宮通3-2-45
●アクセス方法:地下鉄海岸線「和⽥岬駅」2番出⼝より北へ徒歩2分
▼この記事も読まれています
神戸市兵庫区のスーパーで買い物するなら!おすすめの2店をチェック
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市兵庫区の売買物件一覧へ進む
神戸市兵庫区にある和田神社の特徴!類のないお祭り・古文書の逸話とは?
珍しい御祭神をお祀りする神社ですが、御祭神以外にも特徴的なお祭りやいくつもの古文書に逸話が残される塚など、見どころは満載です。
特徴はわかめ!良い火の恵みを祈願する鎮火祭
昔から火は穢れを祓い、生活になくてはならないものとして崇められていました。
しかし、一度大きく燃え広がれば、それだけで財産を失う悲惨な火災となってしまいます。
そんな悪い火を鎮めるお祭りが、末社の秋葉神社で毎年8月におこなわれる鎮火祭で、特徴的なのはわかめを使って火を鎮める点です。
兵庫津と呼ばれる和田岬は、古くから貿易や交通の要衝として栄えていました。
大きな問屋がいくつも軒を連ねている街中で火災が起きないよう祈願したお祭りがおこなわれるようになりました。
御祭神の忌火産靈神は台所の神様とも崇められ、悪い火を鎮めて災いを払い、良い火の恵みを与えてくれると信じられています。
神使の正体は白蛇?古文書に残る逸話とは?
拝殿の右側には巳塚と呼ばれる祠があり、こちらは古来から和田神社の神使とされる白蛇をお祀りしている祠です。
網屋古伝記や延宝八申年南浜万覚帳など、さまざまな古文書に逸話が記されています。
それによると、はるか昔に浜辺の流木のなかにいた1匹の白い蛇を見つけたのが始まりとされています。
神使が地面の上ではもったいないと御先祖様が扇子を広げると、白蛇は扇子の上へと移動したため、扇子ごと白蛇を家へと持ち帰りました。
そして、庭の松の根元に置いてそこに祠を建てると、噂を聞きつけた人々がお参りにやって来たと言われています。
和田神社では、とぐろを巻いた白蛇の祈願巳に願い事を書いて巳塚に納めると、その願いが叶う逸話があるそうです。
年に一度の火焚祭!古い人形・御札を焚き上げる
もう飾らなくなってしまった古い人形や御札は、そのままゴミとして処分するのは心苦しく、何かあっても取り返しがつかないでしょう。
和田神社ではそうした人形や御札を祓い、お焚き上げする行事が年に一度おこなわれるため、境内の人形塚でお預かりしています。
お焚き上げは毎年1月15日におこなわれますが、人形納めは随時受け付けているので、古い人形や御札の取り扱いに困ったら、相談してみると良いでしょう。
人形納めでは、神社に納める前に本殿でお祓いを受け、それから人形や御札を納め、最後に御札をいただいて終了です。
▼この記事も読まれています
テレワークにも最適!気分転換に利用したい神戸市兵庫区のコワーキングスペース
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市兵庫区の売買物件一覧へ進む
神戸市兵庫区にある和田神社の見どころ!朱色の鳥居・歴史を語る石碑に銅像!
神代の時代からの歴史を紡いできた神戸市兵庫区の和田神社にはどのような見どころがあるか、3つに絞って紹介します。
震災により倒壊した大鳥居!約160年前の石灯籠!
鮮やかな朱色の大鳥居と、その足元に左右に置かれた石灯籠は、和田神社の見どころを語るのに外せないスポットです。
もとは関西一と言われた御影石の大鳥居でしたが、都市計画の流れで移設が繰り返され、平成7年の阪神淡路大震災の折に倒壊してしまいました。
現在の大鳥居は氏子の方々の御奉賛により、平成8年11月に新しく御造営されたもので、震災の歴史を忘れないように新しい鳥居には震災当時の被災状況が記録されています。
大鳥居の足元の左右に配置される石灯籠は、嘉永7年に設置されたと記されており、約160年もの昔から参拝者を照らしていたようです。
この土地は西国でもっとも大きな貿易・交通の地として知られ、多くの文献が残されていましたが、戦災や水害などで消失し、この石灯籠は当時を知る貴重な資料だと注目されています。
学校設立・運河開削!初代市会議長を讃える石碑!
参道を進んだ先の手水舎の向いには、一見神社とは無関係な石碑が立てられていますが、この石碑も見どころの1つで、神戸の発展に貢献したとされる神田兵右衛門を讃える石碑です。
神田兵右衛門石碑によれば、血気盛んな若者のための学校を設立し、季節風に悩まされる港の安全を図るための開削をおこなってきたと記されています。
己の私財を投じるだけでなく、事業として運営が続けられるよう取り計らわれており、神田兵右衛門の功績を後世に伝えるために、昭和44年3月に設置されました。
さらに、明治22年に神戸市制が施行されると初代市会議長を勤め、神戸市常設委員長や水道布設委員長、神戸商業会議所では初代頭取に就くなど、神戸発展の礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。
銅像の弁財天は淡路島から来た市杵嶋姫大神!
拝殿の左側にある琵琶を持った弁財天銅像は見どころの1つですが、その弁財天とは平清盛によって厳島神社から勧請された市杵嶋姫大神なのです。
平清盛は和田神社のほか合計7つの場所に市杵嶋姫大神をお祀りし、その7つが兵庫七弁天と呼ばれるようになりました。
弁財天は芸能や音楽の神様として有名ですが、女性の守護を司る神様としても崇められており、ご利益を求めて女性の参拝者がたくさんいらっしゃるそうです。
▼この記事も読まれています
神戸市兵庫区の住みやすさが気になる!快適な環境でマイホームを構えよう
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市兵庫区の売買物件一覧へ進む
まとめ
神戸発展の基礎となり、はるか昔からさまざまなご利益や神異が伝えられてきた神戸市兵庫区の和田神社は、今も多くの方々に親しまれています。
神様のありがたい御加護を受ける土地に住めば、さまざまな災難を払い清め、健やかな暮らしを守りやすくなるのかもしれません。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市兵庫区の売買物件一覧へ進む
目次