日本最大級の規模!神戸市中央区にある「兵庫県立美術館」についてご紹介
神戸市中央区へ引っ越しを検討している方は、周辺にどのような施設があるのか気になりますよね。
神戸市中央区のなかでも、日本最大級の規模を誇る美術館「兵庫県立美術館」は多くの方が訪れる人気のスポットです。
そこで今回は、そんな兵庫県立美術館の概要や企画展示、見どころについてご紹介いたしますので、ぜひご参考になさってください。
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神戸市中央区にある「兵庫県立美術館」の概要
兵庫県立美術館は、「震災からの文化の復興のシンボル」として平成14年開館しました。
世界的有名な建築家によって設計された美術館は日本最大級の規模を誇り、地域に根ざした美術館を目指しています。
また、神戸港と瀬戸内海の風景を一望できる場所に位置しており、景色が綺麗な点も魅力のひとつです。
そして、震災の影響で一度崩壊したことより、現在の兵庫県立美術館の地下には免震装置が設置されています。
そのため、万一大きな地震が発生した際でも、満水のコップの水がこぼれるほどの揺れでおさまります。
この構造によって大切な作品、多くの来客者の命を守ることができるため、安心して足を運べるでしょう。
兵庫県立美術館の基本理念
兵庫県立美術館は、「人間のこころの豊かさ」の回復と復興を図るため、6つの基本理念を掲げています。
●「文化の復興と新しいまちづくりの核となる美術館」:地域や社会における芸術や文化の活性化を促進し、地域のアイデンティティや誇りを高める
●「県立近代美術館を発展的に継承した美術館」:前身の兵庫県立近代美術館の活動を引き継ぎながら、新たな展示を通じて現代の芸術や文化を促進する
●「多様な芸術活動に対応した美術館」:文化的な多様性を反映するため、さまざまなジャンルや形式の芸術作品を収集、展示、促進する
●「新しい美術館を創造する未来志向の美術館」:次世代の美術作品の展示や収集、調査、企画展示などをおこなう
●「県民に開かれた参加・体験する美術館」:地域の方々が気軽に訪れ芸術と文化を楽しむことができ、体験する機会を提供する
●「国際交流の拠点となる美術館」:国内外の方々が芸術と文化を通じて交流し、相互理解を深める場にする
このように、芸術を通して「人間のこころの豊かさ」を取り戻すことが兵庫県立美術館の使命と考えています。
建築おすすめスポット
兵庫県立美術館を設計した方は、世界的有名な建築士「安藤忠雄」です。
シンプルでわかりやすいデザインのなかで、多彩で複雑な空間体験を実現しています。
美術館内部では感性を高め、瞑想に誘う雰囲気のエントランスホールや自然光が豊富に差し込む展示室を囲むガラス張りなどが特徴です。
また、海が目の前に広がり、建物と一体化してさまざまな光の変化を演出しています。
さらに、兵庫県立美術館は訪れる時間や季節によってさまざまな変化を見せ、複雑で広い建物内で迷うことさえも楽しめるでしょう。
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神戸市中央区にある「兵庫県立美術館」の企画展示
本章では、兵庫県立美術館の企画展示についてご紹介いたします。
企画展示①室町時代以前
「室町時代以前」とは、歌枕館や平家物語館、太平記館などの世界感を楽しめる企画展示です。
なかでも、歌枕館では、平安時代以降の方々が憧れていた地として知られている「歌枕」の和歌が詠めます。
歌枕は、実現する地ではないものの、詩情豊かな和歌が詠まれたその場所を想像し、思い入れることが歌枕の要件とされます。
そして、平屋物語は、兵庫県立美術館が位置する兵庫県神戸市を舞台のひとつとした物語です。
平家物語館では、兵庫県内にある数々の歴史的な史跡を楽しみながら、「平家」の豊かな物語世界を味わえますよ。
このように、普段触れることのない歴史を身近に感じることで、より神戸市への関心が高まるでしょう。
企画展示②江戸時代
企画展示「江戸時代」では、近松の時代物の代表作「国性爺合戦」や、さまざまな名句などが鑑賞できます。
国性爺合戦は、近松門左衛門館で鑑賞することができ、芝居小屋体験もできるため貴重な時間を過ごせるでしょう。
さまざまな名句とは、一度は耳にしたことがある「芭蕉」や俳諧に文芸性を発見した俳人で知られる「鬼貫」などの俳句が楽しめます。
そして淡路人形浄瑠璃館では浄瑠璃について学ぶことができ、ほかにも忠臣蔵館や西鶴館、宮本武蔵館などが点在しており、江戸時代を代表する作品に出合えます。
企画展示③近現代
企画展示「近現代」には、水木しげるワールドをテーマとした「水木しげる館」や「柳田国男館」などがあります。
水木しげる館では、水木しげるがこれまで書いた絵本や絵画を鑑賞することがでます。
また、水木しげるの少年時代の姿、有名なエッセーなども楽しむことができるでしょう。
柳田国男館では、兵庫県福崎町で生まれた新しい学問を創始する「柳田国男」の歴史について展示されています。
柳田国男が旅中に描いた後狩詞記や海上の道、妖怪談義など代表的な作品が鑑賞でき、「柳田国男の世界」を発見することができます。
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神戸市中央区にある「兵庫県立美術館」の見どころ
本章では、「兵庫県立美術館」の見どころについてご紹介いたします。
見どころ①建築デザイン
安藤忠雄によって建築された兵庫県立美術館は、室内だけではなく、屋外にもさまざまなアートが施されています。
まず、兵庫県立美術館のシンボルとされている「円形テラス」は、引き込まれるような渦を巻く形が特徴的です。
どの角度から写真を撮っても映えるため、散歩がてらに足を運ぶだけでも楽しめるでしょう。
そして、3階のテラスには大きな「青いりんご」のオブジェがあり、こちらも安藤忠雄がデザインしたものです。
また、安藤忠雄のこれまでの実績を紹介するコーナーも設けられており、作品の模型や貴重な資料などを鑑賞できます。
見どころ②なぎさ
「なぎさ」とは、兵庫県立美術館のサン・シスターで、世界中の災害から再生や復興を願っています。
現代美術作品家のヤノベケンジによって制作され、右手には希望の象徴を表す「輝く太陽」を持ち、過去、現在、未来を見つめています。
高さ6m程度もあるなぎさのオブジェは来客者の目を惹き、兵庫県立美術館でもひときわ目立つ存在です。
なぎさという親しみのある名前で、可愛らしいオブジェですが、仁王立ちしている姿にどこか力強さを感じます。
また、吸い込まれそうになるぱっちりと見開いた目に魅了されるでしょう。
このように、展示のほかにも屋外のオブジェで楽しめるのは嬉しいポイントのひとつですよね。
見どころ③オリジナルグッズ
兵庫県立美術館では展示やオブジェのほかにも、アートに関連したグッズを多数取り扱っています。
グッズはどれもカラフルで、見ているだけでもワクワクするので帰りにふらっと立ち寄るのもおすすめです。
有名アーティストの肖像や作品が洋服にプリントされていたり、トートバックにプリントされていたりと、日常的に使えるグッズもあります。
なかには、兵庫県立美術館でしか手に入らないものもありますので、記念品として購入するのも良いですね。
さらに1階には、海辺の見えるおしゃれなカフェが点在しています。
軽食やスイーツなどのメニューがさまざまあり、ランチを堪能したい方は満足感のあるビーフカレーや神戸バーガーがおすすめです。
広い兵庫県立美術館のなかを探索すると小腹も空くため、このように気軽に入れるカフェがあるのは嬉しいですよね。
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まとめ
兵庫県立美術館は地域に根ざした美術館を目指し、「震災からの文化の復興のシンボル」として平成14年に開館しました。
企画展示では、室町時代以前や江戸時代、近現代などさまざまな時代の作品を鑑賞できます。
そして、大きいオブジェの「青いりんご」や兵庫県立美術館のサン・シスター「なぎさ」などのオブジェも見どころとして挙げられます。
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