神戸市中央区にある湊川神社とは?施設概要や見どころをご紹介
引っ越し先を選ぶ際には、その周辺にどのような施設があるのかも重要なポイントです。
利便性の高い都市部に住んでいても、ご自宅の近くに心休まるスポットがほしいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、神戸市中央区へのお引っ越しをご検討中の方に向けて、湊川神社の概要や施設、見どころをご紹介します。
神戸市中央区への引越しをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市中央区の売買物件一覧へ進む
神戸市中央区にある湊川神社の概要
まず以下では、アクセスをはじめとした湊川神社の概要をご紹介します。
湊川神社とは?
湊川神社は、南北朝時代に活躍した武将である楠木正成公を主祭神として祀る神社で、明治5年に創建されました。
この神社は、緑豊かな都会のオアシスとして位置づけられ、地元の人々には親しみを込めて「楠公さん」と呼ばれています。
安産祈願や厄除けなど、家族の人生の重要な節目に訪れる祈祷者数は、兵庫県内ではもっとも多く、とくに正月には全国から100万人を超える参拝者が初詣に訪れます。
湊川神社で得られるご利益
湊川神社の主祭神である楠木正成公は、智・仁・勇の三徳を備えた名将であり、聖人とも称されています。
正成公の精神は楠木家だけでなく、広く日本人に大きな影響を与え、国民を感化し続けてきました。
湊川神社では、楠木正成公を祀り、開運招福や厄除けをはじめ、家内安全や交通安全、学業成就などさまざまなご利益があります。
神戸市中央区に引っ越した際には、人生の節目や初詣、厄払いなどで湊川神社を訪れてみることをおすすめします。
湊川神社のご由緒
楠木正成公は、後醍醐天皇の勅命により鎌倉幕府や足利軍といった勢力と戦いましたが、延元元年、湊川の戦いで自刃しました。
正成公のお墓は地元の方によって大切に守られてきました。
江戸時代になると、徳川光圀公によって立派なお墓が建立され、そのあと多くの人々が参詣するようになりました。
また、幕末には坂本龍馬など志士が訪れることでも知られています。
明治に入ると、明治天皇が神社創祀の御沙汰を下し、明治5年に湊川神社が創建されました。
アクセス
湊川神社は、阪急・阪神・山陽各電車の高速神戸駅をはじめ、JR神戸線の神戸駅や市営地下鉄の大倉山駅など複数の駅から徒歩圏内にあります。
新幹線の停車駅である新神戸駅からも自動車で10分ほどと、どの交通機関を使用してもアクセスがしやすいのが魅力です。
交通アクセスの良さは、都市部にある湊川神社ならではのメリットと言えるでしょう。
●所在地:兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1
●アクセス方法:阪急・阪神・山陽各電車「高速神戸駅」より徒歩約1分
▼この記事も読まれています
神戸市の「神戸どうぶつ王国」で子どもと楽しもう!パークの魅力とは?
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市中央区の売買物件一覧へ進む
神戸市中央区の湊川神社にある施設
7600余坪の広さがある湊川神社の境内は緑が豊かで、まさに都会のオアシスです。
境内には楠などの木々にくわえ、本社社殿をはじめとしたさまざまな施設があります。
以下では、湊川神社の境内にある施設をご紹介します。
本社社殿
湊川神社の現在の社殿は、昭和20年の神戸大空襲で焼失し、そのあと昭和27年に新築されました。
戦後の新しい神社建築様式を代表する八棟造りの社殿は、鉄筋コンクリート造であり、本社社殿には3つの扉があります。
これらの扉には主神である正成公や正成公夫人、御子の正行公、そして正成公の御弟である正季卿以下御一族と菊池武吉卿が祀られています。
神能殿
神能殿は湊川神社の境内にある能楽堂で、関西有数のものです。
この能楽堂では、能楽だけでなく、落語・日本舞踊・方角などの古典芸能や室内楽など、さまざまな文化芸術が楽しまれています。
湊川神社には、楠木正成公と能楽の祖である観阿弥・世阿弥との関係があり、楠木正成公の妹が観阿弥・世阿弥と血縁関係にあたります。
この血縁関係が契機となり、湊川神社の境内に神能殿が建設されました。
神能殿の建造の歴史は昭和20年の空襲で神戸能楽会館が焼失した時代までさかのぼります。
終戦後、焼失した能楽の場の復活が求められていましたが、地元の能楽関係者からの「湊川神社の境内に能楽堂を建てるのがふさわしい」という声がありました。
この想いと熱意が実を結び、神社の御鎮座100年祭記念事業として昭和47年に観世会館の舞台が移設され、湊川神社の境内に神能殿が建設されました。
楠公会館
楠公会館は、婚礼や会食、会議などに利用できる施設です。
神前式がおこなえる結婚式場で、楠木正成公夫妻の御前で夫婦になる強い決意を誓うことができます。
会食や会議に使用できる部屋はさまざまな大きさがあり、人数や用途に応じて部屋を選ぶことができます。
また、初宮詣や結婚式で使用する衣裳を借りる貸衣装のサービスもあり、上質な衣裳で晴れの日を厳かに迎えることができます。
湊川神社に人生の節目で参詣する際には、楠公会館を利用して、より思い出深い日にすることができるでしょう。
▼この記事も読まれています
神戸市中央区にあるおすすめ動物病院2選!診療領域や診察できる動物の種類紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市中央区の売買物件一覧へ進む
神戸市中央区にある湊川神社の見どころ
さまざまなご利益が得られたり、歴史が残ったりする湊川神社の境内には、ほかにも見どころがたくさんあります。
以下では、主な見どころをご紹介します。
本殿天井画
湊川神社の社殿は、美しい建築様式だけでなく、天井画も見どころの一つです。
本殿を再建した際には、全国の著名画家から奉納された天井画が本殿の折り上げ格天井を絢爛豪華に彩っています。
全部で164点ある絵画はどれも美しく、見ごたえも抜群です。
図録も頒布しているため、興味がある方は図録を購入してみてはいかがでしょうか。
銅牛
湊川神社の境内には銅牛が奉納されています。
銅牛は撫で牛とも呼ばれ、「頭を撫でると賢くなる」、「ケガや病気のあるところを撫でると回復する」などの言い伝えがあります。
湊川神社における銅牛の奉納は、天満宮において牛が聖獣とされているからです。
これは、菅原道真公が丑年・丑の日・丑の刻に生まれ、常に牛を大切にしていたという伝承に由来しています。
同時に、菅原道真公の遺骸を乗せた牛車が動かなくなり、これが道真公の意志とされ、その地に埋葬されたとの伝承も存在します。
日本最古オリーブ樹
湊川神社の境内にはさまざまな樹木がありますが、なかでも特徴的なのは日本最古のオリーブ樹です。
このオリーブ樹は、明治11年のパリ万博の際に事務官長を務めた前田正名が持ち帰ったとされており、樹齢はおよそ150年です。
そのあと、神戸には日本初の国営のオリーブ園が作られました。
日本最古のオリーブ樹の、戦禍を耐え抜きながら日本を長年見守ってきた姿を見れば、明治から現代までの日本の歴史の深さを感じることができるでしょう。
境内花さんぽ
湊川神社の魅力の一つは、四季折々の表情を味わえる自然です。
都会の喧騒を感じさせない境内は楠の深緑に包まれ、都市部にありながら豊かな自然を楽しむことができます。
また、藤や桜、つつじなど、季節の花々も楽しむことができ、これも魅力の一つです。
神戸市中央区に引っ越した際には、湊川神社へ行けば心休まる時間を自然に囲まれて過ごすことができるでしょう。
▼この記事も読まれています
神戸市中央区の住みやすさは?生活に便利な立地で快適なマイホームを
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市中央区の売買物件一覧へ進む
まとめ
神戸市中央区にある湊川神社は、南北朝時代に活躍し名将としても名高い楠木正成公を主祭神として祀る神社です。
境内には戦後の神社建築様式の代表的な建物として知られる本社社殿をはじめ、神能殿や日本最古のオリーブ樹などさまざまな見どころがあります。
神戸市中央区に引っ越した際には、初詣や人生の節目で湊川神社に参詣してみてはいかがでしょうか。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市中央区の売買物件一覧へ進む