不動産の売却の際に知っておきたい!インスペクションのメリットや注意点
中古物件は、建物の不具合を心配して購入をためらう方が一定数いるため、なかなか成約につながらないケースが少なくありません。
中古の不動産を売却する際には、インスペクションの依頼を検討するのも一つの方法です。
今回はインスペクションをおこなうメリットとデメリット、注意点についてご紹介します。
不動産売却におけるインスペクションのメリットとデメリット
インスペクションとは、不動産売却時に建築士によっておこなわれる、既存住宅の状況調査のことです。
築年数が2年を経過している住宅もしくは中古住宅に加え、賃貸マンションやアパートなども対象です。
メリットは以下の3つが挙げられます。
●物件の価値を高められる
●買主が見つかりやすくなる
●トラブル防止につながる
建物の劣化状況を明確にできるので、調査結果によっては建物の価値が上がる可能性もあります。
また、一定基準を満たしている物件であることを証明できれば、買主側も購入に対する安心感が得られるので、成約につながりやすくなるでしょう。
中古物件は建物に不具合が生じた際にトラブルになりがちですが、インスペクションを実施しておくと、リスク回避にもなります。
デメリットは以下の2つです。
●費用と一定期間が必要
●修繕費が発生する場合がある
インスペクションの基本料金は4~6万円が相場ですが、調査範囲が限られているケースがほとんどです。
しっかり調査をしたい場合はオプション料金がかかり、調査結果の報告書は別料金にしていることがあるので、10万円以上の出費が発生する可能性があります。
調査には約2週間の期間を要するため、売却を急ぐ方には向かないでしょう。
また、調査結果で不具合が見つかれば、修繕費がかかります。
不動産売却におけるインスペクションの注意点
注意点は以下の2つです。
●不動産会社に紹介してもらう
●建物以外の瑕疵(かし)は調査対象外
インスペクションを依頼するときは、瑕疵担保保険の有無の確認を含め、不動産会社にご相談ください。
比較的新しい制度であるため、類似サービスが数多く存在し、重要項目である瑕疵担保保険の付保条件を満たしていない場合があるからです。
また、あくまで建物の不具合を回避する対策のため、それ以外の問題については調査対象外であることにも注意が必要です。
たとえば心理的な面で住み心地を欠く心理的瑕疵、近隣の騒音や異臭などの環境的瑕疵などは対象となりません。
まとめ
インスペクションは専門家によって建物の診断がおこなわれるため、信頼性が高く、買主と売主の両方が安心して売買できるものです。
デメリットや注意点もふまえて、検討する際は慎重な判断が求められます。
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